作曲講座⑩|コード進行のアレンジ -音楽理論編-

みかんたちの作曲講座、理論編へようこそ!

今回は、音楽理論における『コード進行』のバリエーションやその役割を解説する。

この間の『作曲講座③|コード進行って何?』って講座でも解説した『ドミナントからトニックへ』よりもさらに詳しい解説をしていくよ!

詳しい解説?確かに、コード進行には他のパターンもあるんだよな。

そうそう!ここから、『ドミナント→トニック』以外にもよく使われるコード進行の種類を紹介するね!
1.偽終止(ぎしゅうし)

まず、この音源を聞いてみて!
Cメジャーキー|G7→C (ドミナント→トニック)

これが普段よくあるコード進行だけど、ここの『C』を『Am』にすると…
Cメジャーキー|G7→Am (ドミナント→トニックの代理)

…って感じで「あ、いつもと違う」ってならない?こういう感じで、本当だったら『C』でぴたって締めるところをあえて『トニックの代理』であるAmで終わらせることを『偽終止』っていうんだよ!

トニックの代理?

そうそう!こんな感じで、コード進行には役割があって…
| コード進行(キー=C) | 順番 |
| C | 1.トニック |
| Dm | 2.サブドミナント(代理) |
| Em | 3.トニック(代理) |
| F | 4.サブドミナント |
| G | 5.ドミナント |
| Am | 6.トニック(代理) |
| A#(B)゜ | 7.ドミナント(代理) |

つまり、さっきの偽終止は普段のトニックの代理を使ったもの、なんだよ!だから、G7→Emでも同じようになる、かな?

なるほど。確かに、Cコードよりも『終わり』の印象を薄めることが出来そうだな。

ね!「なんかまだまだ続きそう」な感じを出したいときにぴったりなんだよ!…じゃあ、次!まだまだ色んなのあるからどんどん紹介していくね!
2.4度マイナー(サブドミナント・マイナー)

4度マイナー、つまりさっきの「F」のマイナーバージョンである『F、G#、B』の構成のコードをG7→Cに入れてみると…
Cメジャーキー|G7→Fm→C

これ、先ほどの表だと「F」はメジャーコードになるが…あえて外しているということだよな?

もちろん!ノンダイアトニックコード(Cメジャーキーの中にない音を使ったコード)だから次の「G」の音(C、E、Gの構成音のCコード)に向かいたくなる、っていう効果があるんだよ!

確かに、スケールから外れた音(半音)だと、そのスケールの音に戻ろうとする、というのはメロディーとも同じような性質だな。

それそれ!それでマイナーコードだからちょっと切なめ?な感じになるよね!

そうだな。他にもこうした変則的な終わり方、のコード進行ってあるのか?

あるよ!終わり方、っていうよりも今度は『始まり方』かな?
3.リレイテッドIIm

最後に紹介するのはこれ!まず、音源聞いてみて!
Cメジャーキー|Dm→G7→C

リレイテッドIIm?G7の前に置いているが…

そゆこと!さっきの4度マイナーみたいは間に挟む方式だったけど、このDmはサブドミナント(少し不安定)だからドミナント(不安定)に向かってちょっと不安定な感じを高めていって、トニックでの「終わり!」な感じを強めてるってこと!

なるほど、確かに突然G7で不安定にするのではなく、最初はサブドミナントから少しずつ崩すようなものだな。

それそれ!あとは、もう1個カッコいいのがあって…
Cメジャーキー|Dm→C#7→C

今度は…C#7か。しかも間に挟んでいるがこれは?

このC#7は、実はG7と関係があるコード、通称『裏コード』って言うコードなんだよ!これを見てくれると分かるんだけど…
| コード | 構成音 |
| G7 | G 、B、 D、 F |
| C#7 | C# 、B、 G#、 F |

共通点としては、この「F」と「B」の音だが…あ、つまりFとBという「不安定な音」が共通だから、代理として使用している、ということか?

ことは、鋭い!そう、この通り『「F」と「B」が入ってるコード同士』が『裏コード』っていうものになるってこと!

言われてみれば、FとBが入っているという共通点があれば、役割としては近いからな。ペンタトニック(C、D、E、G、A)ではないからG7もC#7も同じような役割なんだろうな。

ね!この「F」と「B」が同じってのが条件でG7の代理になってるってこと!…あ、そういや最後にこんなのあるじゃん!これ、最後に紹介するね!
4.ピカルディ終止
Cマイナーキー|G#→G7 → Cm
Cマイナーキー|G#→G7 → C

マイナーキーで、Cで終止させる、ということか?

そうそう!Cmで終わらせるとガチの悲劇感出過ぎちゃうから、もうちょっと希望感出したいなってときに使う終止形だよ!

なるほど。こういう風にマイナーキーにメジャーキーを混ぜることで印象を変えられそうだな。

それそれ!だから、最後にこれだけ紹介しておきたいなって思って!…ここまでの4つのテクニックをたまに曲の中に入れるとおしゃれになるよね!
きょうのまとめ!

みんな~!今回の解説はどうだった?ちょっと難しそうな内容もあったけど、意外とすぐに活かせるものもあったはず!

偽終止やリレイテッドⅡmのような、「ドミナント→トニック」の中でアクセントをつけるようなものが多かったよな。

ね!大人っぽい曲とか複雑なメロディーの曲とかで、単にCやGじゃ物足りないってときに、ちょっとだけ引っかかりをつける感じ!

そうだな。そういえば、これで大体の解説は終わったところだろうけど、次はどうするんだ?

うーん、でもほんとにだいぶ解説した気がする…もうちょっとみかんも勉強してから、一旦また今度にしようかな?

確かに、それもいいかもな。では、一旦これにて「おんがく講座」作曲編は終了でいいのか?

うん!もっと上級なテクニックも多分まだまだあるけど、だからこそちゃんとお勉強してからみんなに解説することにする!

分かった。こちらもそのように進めておこう。さて、感想やご意見は、「ひろば」からいつでも受け付けております。では、また次回よろしくお願いします。みなさん、ありがとうございました。

ばいばーい!みんな、読んでくれてありがとー!更新はもうちょっと後になるけど、気長に待っててね!

