作曲講座⑩|コード進行のアレンジ -音楽理論編-

みかん

みかんたちの作曲講座、理論編へようこそ!

ことは

今回は、音楽理論における『コード進行』のバリエーションやその役割を解説する。

みかん

この間の『作曲講座③|コード進行って何?』って講座でも解説した『ドミナントからトニックへ』よりもさらに詳しい解説をしていくよ!

ことは

詳しい解説?確かに、コード進行には他のパターンもあるんだよな。

みかん

そうそう!ここから、『ドミナント→トニック』以外にもよく使われるコード進行の種類を紹介するね!

みかん

まず、この音源を聞いてみて!

Cメジャーキー|G7→C (ドミナント→トニック)
みかん

これが普段よくあるコード進行だけど、ここの『C』を『Am』にすると…

Cメジャーキー|G7→Am (ドミナント→トニックの代理)
みかん

…って感じで「あ、いつもと違う」ってならない?こういう感じで、本当だったら『C』でぴたって締めるところをあえて『トニックの代理』であるAmで終わらせることを『偽終止』っていうんだよ!

ことは

トニックの代理?

みかん

そうそう!こんな感じで、コード進行には役割があって…

コード進行(キー=C)順番
C1.トニック
Dm2.サブドミナント(代理)
Em3.トニック(代理)
F4.サブドミナント
G5.ドミナント
Am6.トニック(代理)
A#(B)゜7.ドミナント(代理)
みかん

つまり、さっきの偽終止は普段のトニックの代理を使ったもの、なんだよ!だから、G7→Emでも同じようになる、かな?

ことは

なるほど。確かに、Cコードよりも『終わり』の印象を薄めることが出来そうだな。

みかん

ね!「なんかまだまだ続きそう」な感じを出したいときにぴったりなんだよ!…じゃあ、次!まだまだ色んなのあるからどんどん紹介していくね!

みかん

4度マイナー、つまりさっきの「F」のマイナーバージョンである『F、G#、B』の構成のコードをG7→Cに入れてみると…

Cメジャーキー|G7→Fm→C
ことは

これ、先ほどの表だと「F」はメジャーコードになるが…あえて外しているということだよな?

みかん

もちろん!ノンダイアトニックコード(Cメジャーキーの中にない音を使ったコード)だから次の「G」の音(C、E、Gの構成音のCコード)に向かいたくなる、っていう効果があるんだよ!

ことは

確かに、スケールから外れた音(半音)だと、そのスケールの音に戻ろうとする、というのはメロディーとも同じような性質だな。

みかん

それそれ!それでマイナーコードだからちょっと切なめ?な感じになるよね!

ことは

そうだな。他にもこうした変則的な終わり方、のコード進行ってあるのか?

みかん

あるよ!終わり方、っていうよりも今度は『始まり方』かな?

みかん

最後に紹介するのはこれ!まず、音源聞いてみて!

Cメジャーキー|Dm→G7→C
ことは

リレイテッドIIm?G7の前に置いているが…

みかん

そゆこと!さっきの4度マイナーみたいは間に挟む方式だったけど、このDmはサブドミナント(少し不安定)だからドミナント(不安定)に向かってちょっと不安定な感じを高めていって、トニックでの「終わり!」な感じを強めてるってこと!

ことは

なるほど、確かに突然G7で不安定にするのではなく、最初はサブドミナントから少しずつ崩すようなものだな。

みかん

それそれ!あとは、もう1個カッコいいのがあって…

Cメジャーキー|Dm→C#7→C
ことは

今度は…C#7か。しかも間に挟んでいるがこれは?

みかん

このC#7は、実はG7と関係があるコード、通称『裏コード』って言うコードなんだよ!これを見てくれると分かるんだけど…

コード構成音
G7G 、B、 D、 F
C#7C# 、B、 G#、 F
ことは

共通点としては、この「F」と「B」の音だが…あ、つまりFとBという「不安定な音」が共通だから、代理として使用している、ということか?

みかん

ことは、鋭い!そう、この通り『「F」と「B」が入ってるコード同士』が『裏コード』っていうものになるってこと!

ことは

言われてみれば、FとBが入っているという共通点があれば、役割としては近いからな。ペンタトニック(C、D、E、G、A)ではないからG7もC#7も同じような役割なんだろうな。

みかん

ね!この「F」と「B」が同じってのが条件でG7の代理になってるってこと!…あ、そういや最後にこんなのあるじゃん!これ、最後に紹介するね!

Cマイナーキー|G#→G7 → Cm
Cマイナーキー|G#→G7 → C
ことは

マイナーキーで、Cで終止させる、ということか?

みかん

そうそう!Cmで終わらせるとガチの悲劇感出過ぎちゃうから、もうちょっと希望感出したいなってときに使う終止形だよ!

ことは

なるほど。こういう風にマイナーキーにメジャーキーを混ぜることで印象を変えられそうだな。

みかん

それそれ!だから、最後にこれだけ紹介しておきたいなって思って!…ここまでの4つのテクニックをたまに曲の中に入れるとおしゃれになるよね!

①偽終止(ぎしゅうし):トニックの代理コード(Ⅲm(Em)、Ⅶm(Am))で終わらせて「続きがありそう」な感じを演出!
②4度マイナー:ドミナントとトニックの間にⅣm(Fm)を挟むと切なさアップ!
③リレイテッドIIm:ドミナントの前に、サブドミナントとして置いてスムーズさアップ!
④裏コード:「F」と「B」が共通の構成音であるコードのペア!
⑤ピカルディ終止:マイナーキーで、最後のトニックであるⅠ度マイナーをメジャーにして希望感アップ!

みかん

みんな~!今回の解説はどうだった?ちょっと難しそうな内容もあったけど、意外とすぐに活かせるものもあったはず!

ことは

偽終止やリレイテッドⅡmのような、「ドミナント→トニック」の中でアクセントをつけるようなものが多かったよな。

みかん

ね!大人っぽい曲とか複雑なメロディーの曲とかで、単にCやGじゃ物足りないってときに、ちょっとだけ引っかかりをつける感じ!

ことは

そうだな。そういえば、これで大体の解説は終わったところだろうけど、次はどうするんだ?

みかん

うーん、でもほんとにだいぶ解説した気がする…もうちょっとみかんも勉強してから、一旦また今度にしようかな?

ことは

確かに、それもいいかもな。では、一旦これにて「おんがく講座」作曲編は終了でいいのか?

みかん

うん!もっと上級なテクニックも多分まだまだあるけど、だからこそちゃんとお勉強してからみんなに解説することにする!

ことは

分かった。こちらもそのように進めておこう。さて、感想やご意見は、「ひろば」からいつでも受け付けております。では、また次回よろしくお願いします。みなさん、ありがとうございました。

みかん

ばいばーい!みんな、読んでくれてありがとー!更新はもうちょっと後になるけど、気長に待っててね!

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