作曲講座⑦|スケールとは -音楽理論編-

みかん

みかんたちの作曲講座、理論編へようこそ!

ことは

作曲講座その7からは、以前まで紹介した作曲の基礎手順からレベルアップした、『音楽理論』と呼ばれる理論上の決まりについて解説する。

みかん

理論っていうと難しそうだけど…うーん、でも、ちょっと複雑なルールみたいなもの、かなあ。

ことは

そうだな、とはいっても内容によっては専門学校や音楽系の大学で習うような分野も含まれるからここからはこだわりたい人向け、だろうな。

みかん

へ、へえ~…みかんも予習の成果を活かして、頑張って解説してみるけど、途中でことはの補足があるかも、でもみんな、よろしくね!

みかん

作曲講座その3で、こういう『緑の印』のついた鍵盤が『スケール』の音って話をしたと思うけど、実はあの『緑の印』には法則があるんだけど…ことは、どういうのだと思う?

スケール|キー=F#
スケール|キー=A#(Key=+3)
ことは

法則?…そうだな、とりあえず、隣あった鍵盤か、ひとつ飛ばしの鍵盤で緑の印がある、ような?

みかん

それそれ!でね、この『隣どうし』と『ひとつ飛ばし』には決まりがあるの!

ことは

なるほど。以前、『F#』キーだったら、F#が主役としたら、『ひとつ飛ばし、ひとつ飛ばし、隣り合う、ひとつ飛ばし…』のようになる、と言っていたよな。

みかん

でしょ?でね、その『隣り合う』、つまり隣どうしっていうのが『半音』っていって、ひとつ飛ばしが『全音』って言い方をするんだよ!全音ってのが、半音2つ分、ってこと!略して『全』とか『半』とかいうときもあるよ!

ことは

なるほど。じゃあ、さっきの並びについて言い換えると『全(ひとつ飛ばし)→全→半(隣り合う)→全』ということになるんだよな。

みかん

だね!それでね、実はその音の『並び方』で、それぞれ『メジャースケール』とか『マイナースケール』とかって分かれてるの!ここからはそれ紹介してくね!

ことは

スケールには、いろんな種類があるんだよな?さっきのキー『F#』とか『A#』とかというのは何になるんだ?

みかん

それが『メジャースケール』の方だよ!メジャースケールは『全-全-半-全-全-全-半』とかっていう並び方!言うなら『ひとつ飛ばし、ひとつ飛ばし、隣どうし、ひとつ飛ばし、ひとつ飛ばし、ひとつ飛ばし、隣どうし』ってこと!

ことは

ふむ、つまり、あのF#とA#はその『メジャースケール』の並び方、ということだな。

みかん

そうそう!でね、他にもそういう『並び方』のバリエーションがあるから、ここで一気に表にしてみるね!

スケール名並び方
①メジャースケール全 – 全 – 半 – 全 – 全 – 全 – 半
②マイナースケール全 – 半 – 全 – 全 – 半 – 全 – 全
③ドリアンスケール全 – 半 – 全 – 全 – 全 – 半 – 全
④フリジアンスケール半 – 全 – 全 – 全 – 半 – 全 – 全
⑤リディアンスケール全 – 全 – 全 – 半 – 全 – 全 – 半
ことは

意外とたくさんあるんだな…じゃあ、まず、②の『マイナースケール』はメジャースケールの音の並びと比べてどういう違いが出るんだ?

みかん

うーん、簡単にいえばちょっと寂しい感じの音になる、って感じかな?他の③~⑤も、音の並び的にいつもと違った印象になったりとかって感じ!

ことは

なるほど。…そういえば、このメジャースケールとマイナースケールの並びって何か関係性がありそうだが…

みかん

わあ!ことは、鋭い!そうだよ!実はこの『マイナースケール』って、メジャースケールの並びを少し後ろ倒しにしたような感じなの!

ことは

後ろ倒し?それってつまり、どこかに同じ並びのところがある、と?

みかん

そうそう!せっかくなら、このふたつのスケールのこと、ちょっとだけ深堀りしてみない?

ことは

深堀り?他にも何かあるということか?

みかん

もちろん!さっきの③~⑤とは違って、実はマイナースケールはメジャースケールとはっきりした共通点があるからね!次で解説するよ!

ことは

『平行調』?それが共通点、のことか?

みかん

えっとね、『平行調』っていうのは、簡単に言えば『同じ音の構成』ってこと!さっき言ってくれた『後ろ倒し』ってことから、実は中心の音(F#メジャースケールならF#が中心の音)をいくつかズラすと同じ音が並ぶってこと!たとえば…

スケール名構成音
CメジャースケールC、D、E、F、G、A、B
(全 – 全 – 半 – 全 – 全 – 全 – 半)
AマイナースケールA、B、C、D、E、F、G
(全 – 半 – 全 – 全 – 半 – 全 – 全)
ことは

確かに。CメジャースケールとAマイナースケールはすべて同じ構成音だな。

みかん

そうそう!だから、実はよーく見てもらうと、たとえばAとBの間は黒鍵(A#)が間に挟まるから『全(全音)』だし、BとCの間は間に黒鍵がないから『半(半音)』ってこと!

ことは

じゃあ、AマイナースケールとCメジャースケールが同一の音、つまりCから鍵盤3つ分降ろした音(A)からスタートのマイナースケールと同じだよな。

みかん

だね!だから、実はメジャースケールから3つ降ろしたものがそのままマイナースケールになる、として覚えた方がいいのかも?

ことは

そうだな。そういえば、さっき説明を後回しにしてた③~⑤のスケールはどういう決まりなんだ?

みかん

あ、それそれ!それじゃ、次から説明してくね!

みかん

さっきのスケールシリーズはこれだよ!

スケール名並び方
①メジャースケール全 – 全 – 半 – 全 – 全 – 全 – 半
②マイナースケール全 – 半 – 全 – 全 – 半 – 全 – 全
③ドリアンスケール全 – 半 – 全 – 全 – 全 – 半 – 全
④フリジアンスケール半 – 全 – 全 – 全 – 半 – 全 – 全
⑤リディアンスケール全 – 全 – 全 – 半 – 全 – 全 – 半
ことは

そうだな。それで、この『ドリアンスケール』などはどういう作曲の時に使うんだ?

みかん

まず、『ドリアンスケール』はひろばのフリーBGM『アイリッシュソング』みたいな曲でよく使うよ!つまり、ファンタジー系な音のパレットみたいなものってこと!

ことは

なるほど、だからあのケルトっぽい音響になっているということか。じゃあ『フリジアンスケール』と『リディアンスケール』は?

みかん

ん~、ひろばのフリーBGMには今のところないけど、『フリジアンスケール』は暗いけど情熱系、それこそフラメンコとかメタル系とかで、『リディアンスケール』は魔法っぽいキラキラした音楽を作るときに使うみたいだよ!

ことは

ふむ、なんだか、絵画で色合いを変えて画風を変えるときに、色のパレットを切り替えるみたいだな。

みかん

だね~!ひろばのフリーBGM情報でもこういう感じで書いてるでしょ?この『キー』から『スケール』も分かるんだよ!

フリーBGM『ホワイトデー』|音楽の『キー』の記述例

ループ:◎
用途:Youtube動画向け、配信・雑談BGM
時間:1分08秒
BPM:112
キー:D
ジャンル:おしゃれ、あかるい
楽器:シンセサイザー、オルゴール、ストリングス

ことは

?そういえば、以前も触れた気がするが結局『キー』と『スケール』の違いって結局何だ?一見変わらないように見えるが…

みかん

うーん、簡単にいえば、『キー』は『スケール』の中心の音と『スケール』をまとめて呼んでる、みたいな感じ!だから、『キー:D』は『D』の音が中心の『D』(メジャー)のスケールだよってこと!ちなみに、『キー:Am』なら『A』が中心のAm(マイナー)スケールってこと!

ことは

あ、そういうことだったんだな。つまり、『キー』がスケールの中心音とスケールの意味をセットにして呼んでるということなんだな。そういえば、メジャースケールだと『m』などの文字は省略するのか?

みかん

そうだよ~!確かに、なんだか混乱するけどまあどっちも『音のパレット(構成音)』を指すってこと!要は、『D』ってパレット(スケール)使ってるよ!って意味を示してるってこと!

①『半音(半)』→鍵盤(キーボード)の隣どうし!『全音(全)』→半音2つ分!
②『メジャースケール』は『全 – 全 – 半 – 全 – 全 – 全 – 半』
③『マイナースケール』は『全 – 半 – 全 – 全 – 半 – 全 – 全』
④『平行調』→『同じ音の構成』!(例:CメジャースケールとAマイナースケール)

みかん

みんな~!はじめての『作曲講座 -音楽理論編-』はどうだった?

ことは

やはり理論編なだけあって、前の作曲講座よりも少し複雑な話が多かったよな。とはいっても、それなりに要点は伝わったんじゃないか?

みかん

う~…やっぱ難しいよ~!みかん、いろいろごちゃごちゃしてくる!

ことは

まあ、確かに複雑だけど、言わば公式を覚えるみたいなものだ。作曲して迷わずに完成させるには出来ればあった方がいいだろ?

みかん

むぅ…そういうことかあ。分かった!予習、大変だけど頑張る!だって、その方がいい曲作れるんでしょっ?

ことは

まあな。そういえば、次の講座はどうするんだ?

みかん

次…あ、そういえば『セブンスコード』っていう、これまでの3つの音にさらにひとつ音を追加したコードがあるって予習用の本で読んだの!でね、『テンションコード』って言うのもあって、なんかもっとキラキラしたコードなんだって!次はこれ解説しようよ~!

ことは

3つの音に追加?つまり、4つの音が積み重なったコード(和音)のことか。いいんじゃないか、次はその『キラキラコード』とかいう内容で決まりだな。

みかん

うんうん!じゃあ次回予告!作曲講座⑧は『キラキラコード』です!みんな見てね~!

ことは

みなさまからの感想やご意見は、「ひろば」からいつでも受け付けております。では、また次回よろしくお願いします。

みかん

ばいばーい!

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